vol22

Create
2013.09.22
Hair
吉川 純
Make
鹿島 瞳
Photo
梅林 俊也
Model
吉村 あすか

TWIN TAIL

初対面でヒアリング、2週間後に撮影、というスケジュール。その初対面で、モデルが持ち込んだ洋服は、クラシック・ロリータというスタイルでした。「僕が知る限りのお客様にはいないタイプでしたし、正直自分はうまくできるだろうかと不安もありました」と吉川は振り返ります。モデルの吉村さんは「この洋服を着て撮影をしたい!」という希望をしっかりと持って来られ、先に服装が決まるという珍しいパターンでスタートしました。
一見おしとやかに見える吉村さんですが、話してみると行動的なところが見え隠れしたそうです。「ツインテールの子だけを集めた写真集を見せてもらったときに、『これ、やってみよう』と。彼女も完全なツインテールを望んでいました」。

撮影3日前の仕込みでは、髪をばっさり10センチほどカット。前髪の“面”を意識して少しずつ、慎重に直線に切り揃えました。髪色は、黒染めをしていたので明るくしにくく、2回ほどブリーチをして染料だけをとり、淡いピンクブラウンをのせました。当日も前髪を再度調整してカット。

一枚目は「ツインテールにする前に、髪を下ろした印象で、自然な空気感で」と吉川の希望から屋内で撮影をしました。「等身大よりちょっと上の大人の女性、だけど素のままの雰囲気を、階段を背景に入れて撮影したい」というイメージが吉川の中でありました。

次に向かった先は駅のホーム。ここでモデルが切望するツインテールに。肩にかかるくらいが一番きれいなライン。長めにすると重い印象になり、結ぶ位置でもバランスが変わります。何度も結び直して黄金バランスを決めていきました。素顔の可愛らしさを出す一方で、モデルがなりたいイメージを実現する、その手腕を披露できた吉川です。

普段のサロンワークでは、セットで結うことはあっても、結ぶことは滅多にありません。ましてやロリータ系の知識も備えていなかったので、吉川はモデルを常に観察していました。好きな服装、表情、興味があることを細かく見て、撮影イメージを膨らませました。
「撮影場所が一番悩んだところです。学校がいいか、ステージがいいか、ツインテールのポーズってどうなんだろう、と。ひとりで悩んでいても浮かばず、もっと人を巻き込んで、経験を共有できるといいなと気づきました。ひとりより二人、二人より三人、アイデアを出し合っていけば、もっとよいスタイルに仕上がると思います」。アイデアを持ち寄ること、みんなの力を借りて創り上げる大切さを感じた吉川でした。

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