vol6

Create
2012.06.14
Hair
中尾 恭士
Make
江指 明美
Photo
出地 瑠以
Model
佐々木 はるか

Charmant

今回の担当は中尾恭士(BALCOエグゼクティブディレクター)です。カウンセリングでは、あまり自分のことを積極的に話そうとしないモデルでした。そこで「好きな食べ物は?」「好きな映画は?」などごく一般的な質問を投げかけ、イメージ作りのとっかかりを探ることに。「アンニュイな雰囲気の子だな、と感じました。でも、質問の受け答えから、内側はしっかりしている印象で。たぶん、自分の言葉で話せないだけなんだろう。僕から言葉やヒントを与えて、魅力を引き出そうと声をかけていました」。

話を進めると、どうやら子どもっぽく見られることを嫌い、幼さを隠したがる彼女。好きな女性像に沢尻エリカを挙げたことから、“大人っぽい少女”というキーワードが浮かびました。朱や黒の大胆で攻撃的な服をまとい、肉感的に、フェロモンに満ちた女性像をイメージしました。

下地づくりは、撮影1週間前に、メディックカラーを施すところから。「髪色の明るさは変えたくないし、髪もあまり切りたくない」というモデルからの要望があったため、カラーの色味だけ変更しました。もともとのゴールド系に、グレーとアッシュを混ぜたナチュラルマットをのせて。これだと明るさは変わらず、色味だけ変わった印象になります。またメディックカラーをすることで、エクステをしていて弱っていた髪に、栄養分が行き渡りました。ツヤ感が出て、美しく生まれ変わった髪に「すっごいイイ手触り!」とモデルは大感動!

撮影当日は、顔まわりにあるクセをとるため、ブローを重ねて仕上がりをストレートっぽく。メイクは、真っ黒なアイラインを避け、目元にメリハリをいれました。もともとの肌がきれいなので、あまり覆わず、ナチュラル感に努めました。

撮影がスタートしたものの、彼女はポーズをすることも、撮られることも初めて、というモデル未経験者です。ある意味、中尾やカメラマンが伝えたとおりにポージングをしてくれるので、素直に進められました。バルコ店内での撮影で、ストレート風からボリュームを出すカール風にアレンジ。椅子を使っての撮影に入ると、徐々に「大人っぽい少女」の雰囲気に近づき、色気が増してきました。

撮影後の感想では「ポージングの勉強になりました。ポーズ一つで女性はもっときれいに見えるんだな、と大きく気付いたんです。手の位置、小物を持たせるだけで印象が変わることも実感しました。自らテーマを選び、考えた女性像を、その背景まで考えて設定して作りこむことがあまりないので、これもいい勉強になりました」と中尾。髪の明るさを大きく変えず、長さも変えない、など限定的な制約のなかで、最高のパフォーマンスをみせられたのは彼の腕と経験、そしてセンスによるものといえるでしょう。

普段は、お客様が望む美に、近づけてあげるのがスタイリストの仕事です。時にお客様自身で魅力が分からない場合は、その魅力と美を提案して引き出すことも、私たちの役割です。

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